©2018 TIFF
第31回東京国際映画祭のクロージングイベントが11月3日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、アンバサダーを務めた松岡茉優、久松猛朗フェスティバルディレクターが出席した。
初日のレッドカーペットから“映画祭の顔”として活躍した松岡は、「とても充実した10日間でした。大好きな映画祭なので、終わってしまうのがさみしいですが、最後の上映も盛り上がっていけたら」と晴れやかな笑顔。「昨年初めて出させていただいた東京国際映画祭。昨年は東京ジェムストーン賞という新設された賞をいただきました。今年は村上虹郎くんと木竜麻生さんが東京ジェムストーン賞をとられたので、男女関係なく、これから輝く原石に贈る賞なんだと実感しました。私も最初にあの賞をいただいた者として、もっと華やかな賞にするために頑張っていきたい」と言葉に力を込め、「来年も再来年も携わっていけるような、映画人になっていきたいと思います」とさらなる飛躍を誓った。
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続けて行われたクロージング作品『GODZILLA 星を喰う者』の舞台挨拶には、主演の宮野真守、共演の櫻井孝宏、花澤香菜、上田麗奈、小澤亜李、共同監督の静野孔文と瀬下寛之、主題歌を担当したXAIが登壇した。アニメ映画『GODZILLA』3部作の最終章となる今作。宮野は「ついに完結いたします。これが僕たちが見せたかった今回の映画の“答え”です。思いを込めて作ったので、やっと皆さまに見ていただけるこの瞬間がとても幸せです」と熱く呼びかける。
主演として今作の魅力を熱弁した宮野だったが、花澤が「(宮野演じる主人公)ハルオの生きざまをしっかりと見ていただきた」と話すと、ドヤ顔を決めてボケはじめる。思わず櫻井が「おごそかな雰囲気かと思ったら、わりとフランクなんですね」とこぼすと、笑いが沸き起こっていた。
また宮野と櫻井は、初日のレッドカーペットイベントにゴジラとともに出席したため「ゴジラとレッドカーペットを歩かせていただき、ゴジラはムービースターなんだと改めて感じました。声優としてアニメーションのゴジラに出演できたのは本当に光栄なことだと痛感しています」「そしてまたひとつ新しいゴジラの形が生まれたと思います」(櫻井)、「うん、そうだね」(宮野)と感慨深げに語った。
場内の“ゴジラ熱”が高まるなか、イベント中盤、ついに“もうひとりの主役”ゴジラが登場した。レッドカーペットイベントでは、体を激しく動かして暴れまわり、宮野と櫻井を困らせたゴジラ。この日も宮野は「本当に暴れん坊ですね。なかなか近づけない!(笑)」とたじろいていたが、徐々に慣れてくると「よーしヨシヨシ」と優しく声をかけ、「みんなが(ゴジラのことを)大好きだよ~」と興奮状態のゴジラをなだめる。さらに宮野と櫻井が頭をなでると、ゴジラはすっかり大人しくなり、手なずけられていた。
『GODZILLA 星を喰う者』は11月9日から公開。