モノクロの神秘世界に漂うジャワ島のサタンが、立体音響のなかで浮かび上がる
国際交流基金アジアセンター主催、公益財団法人ユニジャパン共催「『サタンジャワ』 サイレント映画+立体音響コンサート」の詳細が発表になりました。
本公演は、映画と音と声が1つになり、2019年7月2日その場で完成します。サイレント映画の音楽という演出が、ライブであるというだけではなく、その音楽が立体音響となり、サイレント映画のストーリーとなり台詞となっていき、映像と音響と声に包まれた空間に五感をゆだね鑑賞いただくことになります。シンプルなモノクロのサイレントの映像は、立体的にデザインされた音響で、神秘的な彩りを持ち語り出します。インドネシア映画界を牽引するガリン・ヌグロホと様々なアーティストと音の世界をデザインしてきている森永泰弘と水曜日のカンパネラとして個性的な音楽活動を行っているコムアイが、映画と音響と声で、未体験のアート空間を創りあげてくれることと思います。
■公演概要
〇公演名:『サタンジャワ』 サイレント映画+立体音響コンサート
⇒公式ページ
〇日時:2019年7月2日(火)14:00 開演/19:00開演 (2回公演、各回30分前開場)
※ポストパフォーマンストーク有り
〇音楽・音響デザイン:森永泰弘
〇舞台出演:コムアイ(水曜日のカンパネラ)、日本・インドネシア特別編成音楽アンサンブルほか
〇会場:有楽町朝日ホール
〇チケット発売日:2019年4月13日(土)10:00~発売
チケットぴあ Tel. 0570-02-9999 t.pia.jp(Pコード:148522)
e+ (イープラス) eplus.jp
Peatix(ピーティックス)setanjawa.peatix.com
〇料金:前売一般:3,000円 当日一般:3,500円 25歳以下:2,000円(当日要証明書)(税込)
〇上映作品:『サタンジャワ』SETAN JAWA/2016年/70分/モノクロ/サイレント/監督:ガリン・ヌグロホ
〇お問合せ
オカムラ&カンパニー内 サタンジャワ事務局
メールアドレス:contact@setanjawa.jp
主催:国際交流基金アジアセンター
共催:公益財団法人ユニジャパン
後援:駐日インドネシア大使館
音楽・音響製作:concrete
制作:(株)オカムラ&カンパニー
映画『サタンジャワ』
映画製作:Garin Nugroho Workshop, Turning World
共同製作:AsiaTOPA – Arts Centre Melbourne, Melbourne Symphony Orchestra, Esplanade Theatres on the Bay, Singapore
【監督】ガリン・ヌグロホ Garin Nugroho
1961年、インドネシア、ジョグジャカルタ生まれ。90年代インドネシア映画新世代のパイオニアとして その名が知られる。監督作はカンヌ、ヴェネチア、ベルリンをはじめとする数多くの映画祭で上映され、多数の映画賞に輝いた。映画評論家、ドキュメンタリー監督として映画業界に入りインドネシアの社会問題、文化、政治をテーマに選んできた。映画以外にも演劇や美術インスタレーションも手がけるほか、2005年にはジョグジャNETPACアジアン映画祭を創設した。最新作『Memories of My Body』 は2018年ヴェネチア映画祭でプレミア上映された。
【音楽・音響デザイン】森永泰弘 Yasuhiro Morinaga
東京藝術大学大学院を経て渡仏。帰国後は芸術・音楽人類学的な視座から世界各地をフィールドワークし、楽器や歌の初源、儀礼や祭祀のサウンドスケープ、都市や集落の環境音をフィールドレコーティングして音源や作品を発表している。また、映画・舞台芸術・展示作品等のサウンドデザインや音楽ディレクションを中心に、企業やアーティストとコラボレーションを行うconcreteを設立し、国内外で活動している。これまで世界三大映画祭(カンヌ国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭、ベルリン国際映画祭) で自身が関わった作品等が発表されている。
the-concrete.org
【舞台出演】コムアイ KOM_I
アーティスト。1992年生まれ、神奈川育ち。ホームパーティで勧誘を受け歌い始める。「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして、国内だけでなく世界中のフェスに出演、ツアーを廻る。その土地や人々と呼応して創り上げるライブパフォーマンスは必見。好きな音楽は民族音楽とテクノ。好きな食べ物は南インド料理と果物味のガム。音楽活動の他にも、モデルや役者など様々なジャンルで活躍。2019年4月3日、屋久島とのコラボレーションをもとに制作した新EP「YAKUSHIMA TREASURE」をリリース。
wed-camp.com
■「響きあうアジア2019」について
「響きあうアジア2019」は、設立5年を迎える国際交流基金アジアセンターが、日本と東南アジアの文化交流事業を幅広く紹介する祭典で、主に2019年6月から7月にかけて開催する。国を超え共に創り上げた舞台芸術や映画から、東南アジア選手による混成サッカーチーム「ASIAN ELEVEN」と日本チームとの国際親善試合、“日本語パートナーズ”のシンポジウムまで、お互いの文化が刺激しあって生まれたイベントで構成される。国際交流基金アジアセンターがこれまで5年にわたり行ってきた相互交流の成果を振り返るとともに、日本と東南アジアとの関係をさらに深めるための起点となることが期待される。なお、「響きあうアジア2019」は、同年に東南アジアでも展開予定。
関連企画
響きあうアジア2019 東南アジア映画の巨匠たち
7月3日(水)シンポジウム (東京芸術劇場ギャラリー1)
7月4日(木)~10日(水)映画上映 (有楽町スバル座)
『サタンジャワ』のガリン・ヌグロホ監督をはじめ、東南アジア映画界を牽引し、世界的に活躍する巨匠が一同に会する貴重な特集上映&シンポジウムを実施。
上映作品、スケジュール、チケット情報等詳細は2019年5月下旬頃「響きあうアジア2019」公式サイトにて発表。
asia2019.jfac.jp