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2018.10.13 [イベントレポート]
10/12(金)『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』 行定勲監督、永瀬正敏、シャリファ・アマニ、加藤雅也登壇! 故・津川雅彦さんとの思い出を語った初日舞台挨拶が行われました!

アジアの気鋭監督3名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同制作するプロジェクト「アジア三面鏡」。
シリーズ第1弾 『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』を10/12(金)より新宿ピカデリー他2館で、また11/24(土)より熊本Denkikanにて1週間限定で劇場公開いたします!
 
第1弾として製作された『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』では、「アジアで共に生きる」というテーマの元、世界的に活躍する監督が集結。行定勲監督『鳩 Pigeon』は故・津川雅彦さんを主演にマレーシアで、ブリランテ・メンドーサ監督 『SHINIUMA Dead Horse』は北海道と監督自国のフィリピンで撮影、そしてソト・クォーリーカー監督『Beyond The Bridge』はカンボジアと日本のつながりを描きます。
公開初日となった10/12(金)に、監督・キャストが登壇の初日舞台挨拶を実施。ご登壇の皆様に、2016年に行った撮影当時の思い出、そして2018年8月に惜しくも亡くなられた津川雅彦さんとの思い出を語っていただきました。
 
国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭 co-produce
『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』公開初日舞台挨拶(上映前)
日時:10/12(金)18:30~
会場:新宿ピカデリー スクリーン6
登壇者:行定 勲監督、永瀬正敏、シャリファ・アマニ、加藤雅也
アジア三面鏡2016:リフレクションズ
 

アジア三面鏡2016:リフレクションズ行定 勲 監督 『鳩 Pigeon』(『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』) 】
2016年の撮影からようやく初日を迎えられてとても感慨深いです。撮影前、この企画に参加した監督三人で「アジアの未来」を描こうと話し合った時、全員で老人が主人公の話を作ろうと決めました。三人ともアジアの未来に何かを遺していきたいという思いがあったのではないかと思います。
僕の作品はマレーシアのペナン島で撮影しました。マレーシアは本当に暑いのでスタッフが日中に仕事をしません。日中は僕と日本人のカメラマンだけが働いていて、それに気づいた女性スタッフが、スッと僕に日傘をさしてくれたことを覚えています(笑)マレーシアは日本のように責任感に追い込まれるような雰囲気がなく、とにかくスタッフ・キャスト全員が楽しそうに映画を作る気持ちのいい現場でした。
国を越境するということは勇気がいることです。今回ご一緒した永瀬さんは、若い頃から国を越えた映画作りをしている、僕にとってのヒーローのような方です。アマニさんは僕の尊敬する映画監督ヤスミン・アフマドのミューズとして活躍された方。そして日本が誇る名優の津川さんが、最初で最後になってしまいましたが出演していただけた。たくさんの縁が集まった作品になりました。勇気を出して越境したことで繋がったこの作品の力を、皆様に感じ取っていただけると嬉しいです。

■津川さんとの思い出・・・
日本からペナン島に移住してきた孤独な老人を津川さんが演じています。津川さんも本当は今日この舞台挨拶に来ていただく予定だったので非常に残念です。撮影でマレーシアに入ってきた時から役作りにとても集中されていて、僕や共演者、スタッフたちと会話をすることもほとんど無かった。現場でずっと殺気立っていて、アマニさんは津川さんとコミュニケーションが全く取れなくて泣いていましたね。

 

アジア三面鏡2016:リフレクションズ永瀬 正敏 『鳩Pigeon』(『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』)】
2016年からようやく劇場公開を迎えられてとても嬉しいです。アジアの人たちと手をとって一つの映画を創るという意欲的な企画に参加できたことを誇りに思います。今年第二弾が公開されるので、また第三弾、第四弾と続いた際にはまた僕を呼んでほしいですね。

■津川さんとの思い出・・・
津川さんはずっと共演したかった方でしたので、行定監督にこうした機会をいただけて感謝しています。撮影前から津川さんにポートレートを撮らせてもらいたいと思っていましたが、現場では役作りに集中されていたため、なかなか機会がありませんでした。ただ、僕の最後のシーンが撮り終わった時、津川さんがとてもいい笑顔を見せてくれたので、絶好のシャッターチャンスが到来したのですが、その時にかぎってカメラを持っていなく……、「自分のバカ!」と思いました。

 

アジア三面鏡2016:リフレクションズシャリファ・アマニ 『鳩 Pigeon』(『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』)】
アジアの素晴らしい才能を持つ方々の作品に参加できてとても誇りに思います。この映画を通して日本の皆様にも多くの東南アジアの雰囲気を味わってもらいたい。マレーシア、カンボジア、そして日本が一体になるような素晴らしい作品です。

■津川さんとの思い出・・・
現場での津川さんはとても迫力があり、役作りに集中されていて近寄ることすら怖くて出来ませんでした。しかし、最後のシーンで監督がカットをかけた瞬間に、津川さんが私のことを第一に探して、抱きしめてくれました。その時初めて、役ではなく俳優として津川さんと言葉を交わすことができました。それから2016年の東京国際映画祭でこの作品が上映された時、東京で会った津川さんはマレーシアにいた津川さんとは全くの別人のような、とても優しいおじいちゃんでした。一緒に手をつないでレッドカーペットを歩いた思い出は、いつまでも私の心に残っています。

 

アジア三面鏡2016:リフレクションズ【加藤 雅也 『Beyond The Bridge』(『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』)】
今日こうしてみなさんにお披露目ができて本当に嬉しいです。僕はカンボジアを舞台に、同じ役の30代と60代を演じています。カンボジアの撮影はとにかく暑くハードな現場でした。ソト・クォーリーカー監督はクメール・ルージュ政権崩壊後の内戦の時代に育ち、「明日はない、今やらなければいけない」という感覚を持っている方で、どんなに行き詰まった状況でも、今撮れるものは今撮らなければいけないというエネルギーのある現場でした。

■津川さんとの思い出・・・
別の現場で津川さんと共演した際は、怖いイメージは全くなく、とても優しくて楽しそうに映画作りに参加していた印象があります。今みなさんからお話を伺って改めて津川さんの存在感の大きさを感じました。
 

©2018 TIFF

 
10/12(金)~18(木) 新宿ピカデリー、大阪なんばパークスシネマ、名古屋ミッドランドスクエアシネマ
11/24(土)~30(金) 熊本Denkikanにて 1週間限定公開!
『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』
アジア三面鏡2016:リフレクションズ

©2016 The Japan Foundation, All Rights Reserved.

公式サイト
2016/日本/カラー/ビスタ/118分
SHINIUMA Dead Horse』 監督:ブリランテ・メンドーサ 出演:ルー・ヴェローソ
鳩 Pigeon』 監督:行定 勲 出演:津川雅彦、シャリファ・アマニ、永瀬正敏
Beyond The Bridge』:監督:ソト・クォーリーカー 出演:加藤雅也、チュムヴァン・ソダチヴィー、重松 収
製作:国際交流基金アジアセンター/ユニジャパン(東京国際映画祭)
第31回東京国際映画祭ワールドプレミアでのシリーズ第2弾上映に先立ち、シリーズ第一弾を劇場公開。世界的に活躍しているアジアの気鋭監督3名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。それぞれの時代と文化を反響させ、新しい光を生み出すシリーズ第一弾『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』は、「アジアで共に生きる(Living Together in Asia)」というテーマのもと、様々な国のスタッフ・キャストが結集し、日本とカンボジア、フィリピン、マレーシアの各国間を行きかう人々の生きる姿を映し出しています。

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