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2018.07.31 [更新/お知らせ]
『アジア三面鏡2018:Journey』 主要キャスト解禁!
松永大司監督作品『碧朱』主演:長谷川博己

アジアセンター×東京国際映画祭 co-produce
アジア・オムニバス映画製作シリーズ
第2弾 『アジア三面鏡2018:Journey』 主要キャスト解禁!
アジア三面鏡2018:Journey
 
日本を含むアジアの気鋭監督3名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。本シリーズ第2弾『アジア三面鏡2018:Journey』の主要キャストを解禁いたします。
松永大司監督(日本)、エドウィン監督(インドネシア)、デグナー監督(中国)の3名が「旅」をテーマに、他国のスタッフ・キャストとともに、若手監督らしい瑞々しい感性を発揮したオムニバス作品。アジアを旅する人々を通じ、未来への希望と展望を感じさせる3作品が揃いました。ぜひ、ご期待ください!
 
■松永大司監督作品『碧朱』(へきしゅ)
舞台はミャンマー。主人公はヤンゴン市内の鉄道整備事業に携わる日本人・商社マン。民主化して間もない街の進化と喪失、現地の人々との交流、彼が抱いた心の機微を色彩豊かな映像で描き出しています。主演は今最も勢いのある俳優、長谷川博己。静かで力強い演技に新しい魅力を感じます。ヒロインは監督が現地で発掘した現役大学生の新人、ナンダーミャッアウン。 美しい民族衣装も必見です。
 
デグナー監督作品『海』
中国・北京から海を目指し、全く性格の違う母娘が旅するロードムービー。徐々に旅の目的が分かってくる展開に最後は涙すること必至。喧嘩しながら旅を続ける母娘を通して、普遍的な親子の問題、現代中国特有の人間模様が浮き彫りに。デグナー監督自身の経験や境遇が大きく反映された渾身の物語。主演は高い演技力に定評のあるベテラン女優チェン・ジンと実力派若手女優ゴン・チェ。二人の迫真の演技は注目です。
 
エドウィン監督作品『第三の変数』
インドネシア人夫婦が旅先の東京で出会う不思議な男性。民泊を営む傍、コンサルタントを自称するその男から奇妙で官能的なアドバイスを受ける夫婦。シュールレアリストとして知られるエドウィン監督が独特な切り口で描く物語。主演を務めるのは、3作品共通キャストでもあるインドネシアの国民的俳優ニコラス・サプットゥラ、インドネシアの人気女優アグニ・プラティスタ、日本・インドネシア合作映画『KILLERS/キラーズ』で北村一輝との共演経験もある実力派俳優オカ・アンタラ。マンネリ化した夫婦の解決方法に驚きます。
 
第1弾&第2弾 劇場公開決定!→ 公開情報はコチラ

出演者プロフィール・コメント ※作品順・敬称略

Hiroki_Hasegawa■長谷川博己 (『碧朱』出演)
【プロフィール】1977年東京生まれ。2001年に文学座付属演劇研究所に入所。蜷川幸雄演出の「ヘンリー六世」(10)、「海辺のカフカ」(12)など数々の舞台に出演。その後活動の場を映像にも広げ、2012年第35回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。園子温監督『地獄でなぜ悪い』(13)、黒沢清監督『散歩する侵略者』(17)等、多数の映画に出演し、庵野秀明総監督『シン・ゴジラ』(16)では第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞受賞。2018年10月より放映の連続テレビ小説「まんぷく」ではヒロインの夫を演じ、2020年1月より放映のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主演が決定している。

NandarMyatAung■ナンダーミャッアウン (『碧朱』出演)
【プロフィール】バングラデシュとの国境に接するミャンマー・ラカイン州生まれ。演技の勉強をするため単身でヤンゴンへ渡り、ミャンマー国立文化芸術大学映画演劇学科に入学したが、大学2年目で演出科に転向。大学の授業の一環で様々な学生映画に出演し、短編も複数監督している。この度「アジア三面鏡」のヒロインに抜擢された。
コメント:「アジア三面鏡」は、私にとって初めての外国映画への参加となり、映画製作において多くを学びました。現場のみなさんは時間を厳守し、また撮影前の企画段階からきちんと取り組まれるので、大変感心しました。

ChenJin■チェン・ジン (『海』出演)
【プロフィール】中国出身。1988年に『Out of the Desert』にヒロインのJiao Zhen役で主演し、女優デビューを果たす。1999年に『Roaring Across the Horizon』に出演、同作での演技を評価され、第6回中国電影華表奨最優秀女優賞、第20回金鶏賞最優秀助演女優賞、第5回長春映画祭助演女優賞を受賞した。その確固たる技術と演技力によりチャン・イーモウ監督の『王妃の紋章』(06)やフォン・シャオガン監督の『唐山大地震』(10)など、名匠による作品へ出演。2015年には出演作『Nezha』が上海国際映画祭New Media Awardを、2016年には出演作『A Noble Spirit』が第16回中国電影華表奨にて優秀少数民族映画賞を受賞している。2017年は出演作『Hold Your Hands』が第25回北京大学生映画祭で組織委員会大賞を受賞している。
コメント:近年、中国映画やアジア映画は目覚しい発展を遂げてまいりました。アジア各国からの製作陣が集まり合作が数多く手がけられていますが、このような国をまたいだ共同制作は参加者が直接コミュニケーションを取り合い、協力し合うことでお互いを補完し、それが各国作品のレベルアップに還元されます。女優としては今後、アジア中の秀でた監督や俳優と協力する機会を得、試行錯誤し、観客によりたくさんの素晴らしい作品をお届けできることを願います。最後に、「アジア三面鏡」が東京国際映画祭で輝かしいプレミアを迎えられるよう祈っています!

ZheGong■ゴン・チェ (『海』出演)
【プロフィール】中国出身。中央美術学院・撮影専攻大学院修士課程修了。2005年に『私たち』で女優デビュー。この映画の出演による映画賞の受賞及びノミネートは多数。その後『大地』、『大震撼』、『Xidan Street Girl』、『布尔津童话』などの映画に相次いで出演。中国大学生映画祭最優秀新人賞、中国メディア大賞最優秀新人賞など受賞。
コメント:この度「アジア三面鏡」に出演する機会をいただき、とても嬉しく思っています。『海』はとても素晴らしい作品で、この映画への出演は私の成長の過程における重要な出来事でした。敬愛する監督や俳優たちと知り合うことができただけでなく、家族関係というものをもっと大人の目線から理解できるようになり、家族愛の大切さをさらに深く感じるようになりました。本作のような家庭を描く映画が、より広く上映され、より多くの人々に日常の様々な感情を喚起し、理解し考えるきっかけとなることを期待しております。

NicholasSaputra■ニコラス・サプットゥラ (3作品出演)
【プロフィール】1984年インドネシア・ジャカルタ生まれ。インドネシア大学で建築学の学位を取得。 2002年公開当時、最大の興行成績を収めた『ビューティフル・デイズ』(日本公開05年)の主役で俳優デビュー。本作品はアジアやヨーロッパでも公開された。リリ・リザ監督(『GIE』、第78回アカデミー外国語映画賞インドネシア代表作品)やエドウィン監督(『動物園からのポストカード』、2012年ベルリン国際映画祭コンペティション入選)等、インドネシアの著名な監督作品に出演している。2007年から2008年には、FOXの音楽番組「Channel V」アジア版のVJも務めた。2017年に、制作会社Tanakhir Filmsを共同設立。現在ドキュメンタリー映画『Semesta』を制作している。
コメント:『アジア三面鏡2018:Journey』に出演させていただき大変光栄に思います。様々な監督とご一緒出来るだけでなく、アジア各国の役者、スタッフ、制作会社の皆さんのことを知ることができ、とても素晴らしい経験となりました。

AgniPratistha■アグニ・プラティスタ (『第三の変数』出演)
【プロフィール】1987年オーストラリア生まれ、ジャカルタ育ち。2005年にロッテルダム国際映画祭への入選を果たした『Mengejar Matahari』 (英題:Chasing the Sun)にヒロイン役で出演している。そのほか、『Cinta Tapi Beda』 や『Pinky Promise』でもメインキャストとして出演している。その他Chubby Maxというクッキーブランドを立ち上げたり、Ark Motion Imagesを創立したりするなど、起業家としても活躍している。2006年にはPuteri Indonesia (Miss Indonesia Universe)で優勝を果たし、Miss Universe 2007でインドネシア代表として出場した。
コメント:『第三の変数』への出演は私にとって大変素晴らしい機会となりました。様々な課題が立ちはだかりましたが、100%の力を込め、お互いに支え合うことのできる完璧なチームと仕事ができました。これ以上のことは望めません。

OkaAntara■オカ・アンタラ (『第三の変数』出演)
【プロフィール】1980年ジャカルタ生まれ。10代の頃にミュージシャンとして芸能活動を開始したが、間も無くして俳優に転向、多くの映画への出演を果たす。『三日月』(15)への出演で2016年インドネシア映画賞助演男優賞を受賞している。主な出演作には『Sang Penari』 (英題:The Dancer)(11)、『V/H/S ネクストレベル』(13)、『ザ・レイド GOKUDO』(14)がある。サイコスリラー作品として初の日本・インドネシア合作となった『KILLERS/キラーズ』(13)では北村一輝とともに主演している。
コメント:このたび「アジア三面鏡」の皆さんと一緒に仕事できたことに感謝しています。作品は異色のストーリーゆえ、今までにないレベルのチャレンジとなりましたが、他国のスタッフ・キャストを交えた多言語の現場は常に楽しいものです。この作品に参加できたことを誇りに思っています。

監督プロフィール

dir_matsunaga■松永大司(日本)
1974年生まれ。大学卒業後、俳優として活動。2011年、友人の現代アーティスト・ピュ~ぴるの8年間の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『ピュ~ぴる』が公開。ロッテルダム国際映画祭、全州国際映画祭など数々の映画祭から正式招待され絶賛される。2015年、初の長編劇映画『トイレのピエタ』が公開、スマッシュヒットを記録。第56回日本映画監督協会新人賞、第20回新藤兼人賞銀賞ほか多数受賞。2017年11月には、15年振りに復活を果たしたTHE YELLOW MONKEYの活動を追ったドキュメンタリー『オトトキ』が公開。同作品は、第22回釜山国際映画祭ワイド・アングル部門正式出品、第30回東京国際映画祭特別招待部門正式出品された。最新作の村上春樹原作『ハナレイ・ベイ』(吉田羊主演)は2018年10月19日(金)全国公開決定。

dir_Degena■デグナー(中国)
1984年内モンゴル生まれ。英国・ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイでメディアアートを専攻し、卒業した後、北京電影学院大学院の監督コースで修士号を取得。初長編監督作『Latitude 52』(12)はモントリオール世界映画祭にノミネート。続く『告別』(15)は、第28回東京国際映画祭「アジアの未来」部門にて国際交流基金アジアセンター特別賞を受賞したほか、トリノ、西寧、ミネアポリスの映画祭で受賞。バンクーバー、香港、台北で上映された。

dir_Edwin■エドウィン(インドネシア)
1978年インドネシア・スラバヤ生まれ。ぺトラ大学でグラフィックデザインの学位を取得。ジャカルタ芸術大学で映画を学び、大らかで柔軟性に富んだ楽しい作風を構築。短編作品『Kara, The Daughter of A Tree』(05)はインドネシア初のカンヌ国際映画祭監督週間で上映された作品となった。長編デビュー作『空を飛びたい盲目のブタ』(08)はロッテルダム国際映画祭で国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)を受賞。続く『動物園からのポストカード』(12)はベルリン国際映画祭コンペティション部門に入選した。最新作『ひとりじめ』(17)はインドネシアで大ヒットを記録し、インドネシア映画祭最優秀監督賞、最優秀女優賞、最優秀助演男優賞を受賞。

統括プロデューサー:井関惺 (日本)
1943年生まれ。早稲田大学在学中に日本ヘラルド映画に入社。1980年、ヘラルドエースの設立とともに取締役に就任、1989年ベストロン映画代表取締役就任。大島渚監督『戦場のメリークリスマス』(83)、黒澤明監督『乱』(85)、柳町光男監督『チャイナシャドー』(89)を製作。1991年に設立した日本フィルム ディベロップメント アンド ファイナンス(NDF)ではジェイムズ・アイヴォリー監督『ハワーズエンド』(92)、デイビッド・クローネンバーグ監督『裸のランチ』(91)などをプロデュース。その他、『スモーク』(95)、『始皇帝暗殺』(98)、『世界最速のインディアン』(05)、『墨攻』(06)など数多くの国際共同製作作品を手掛ける。2001年よりハーク代表取締役。
 

国際交流基金アジアセンター×東京国際映画祭 co-produce
アジア・オムニバス映画製作シリーズ
『アジア三面鏡』

 
日本を含むアジアの監督 3 名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト。本企画は、アジアに生きる人々を独自の視点から描くことで、それぞれの国の社会や文化を三面鏡のように映し出し、アジアに生きる隣人 としてお互いがお互いを知り、理解し、共感し、アジア人としてのアイデンティティや生き方を模索する契機になることを目指します。3 名の監督は、他 のアジアの国と何らかの形でつながりを持つ人々を登場させること、そして撮影はアジアの国のどこかで行うこと以外は自由にそれぞれのスタイル で、テーマに沿った作品を仕上げます。
 
◆シリーズ第1弾『アジア三面鏡2016:リフレクションズ
監督:ブリランテ・メンドーサ(フィリピン)、行定勲(日本)、ソト・クォーリーカー(カンボジア)
→ 公式サイト
劇場公開:2018年10月12日(金)~18日(木)、新宿ピカデリー他にて公開
 
◆シリーズ第2弾『アジア三面鏡2018:Journey
ワールドプレミア上映:第31回東京国際映画祭(2018年10月25日(木)~11月3日(土・祝))
劇場公開:2018年11月9日(金)~15日(木)、新宿ピカデリー他にて公開
 
【国際交流基金アジアセンター(The Japan Foundation Asia Center)】 jfac.jp
独立行政法人国際交流基金は、全世界を対象に総合的に国際文化交流事業を実施する日本で唯一の専門機関です。アジアセンターは2014年4月に設置され、ASEAN諸国を中心としたアジアの人々との双方向の交流事業を実施・支援しています。日本語教育、芸術・文化、スポーツ、市民交流、知的交流等さまざまな分野での交流や協働を通して、アジアにともに生きる隣人としての共感や共生の意識を育むことを目指しています。

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